ブルーベリーの樹皮栽培について1(2021年5月10日)

現在ブルーベリー振興会の会員の中で、ブルーベリーの樹皮栽培の試験をおこなっています。

ブルーベリーの樹皮栽培とは、土の上にスギ、ヒノキなどの針葉樹の樹皮を30cmの厚さ、横幅2mくらいで敷設して培地とし、そこにブルーベリーの苗を定植するという方法です。

この栽培方法のメリットとしては、水田転換畑などの土耕栽培が困難な場所でも栽培可能であるということ。他にもpH調整が不要でピートモスが少なめでも栽培できるという点にあります。

一つ難点としては、樹皮の運搬が大変だということです。農道などが広ければ4tダンプなどで一気に運べるのですが、農道が狭いと何往復もする必要がでてきます。

2021年2月

上記のように樹皮を敷き詰めそこにブルーベリーを定植しました。緑のネットは獣害除けになります。ここはハイブッシュを植えていますので樹間が狭くなっています。

この樹皮を敷設する方法は定植時におこなうものですが、すでに植えてあるブルーベリーの株元に樹皮を敷き詰めての栽培も試験的におこなっています。

以前、農業新聞にもとりあげていただきました。

いすみ農業事務所監修のもと栽培をおこなっています。

実際まだこの栽培方法でちゃんと育つかは実験段階ですので、今後も成長過程をご報告したいと思います。