藤江氏のソーラー報告

日本ブルーベリー協会のシンポジウムで語る。

 平成30年10月27日(土)、東京都中央区の中小企業会館で、日本ブルーベリー協会の総会が開催された。
その中で、同協会のシンポジウムも開催され、弊農園(一部、いすみ自然エネルギー株式会社)が取り組んでいるソーラーシェアリングを事例報告として紹介する機会に恵まれた。
 タイトルは「ソーラーシェアリングとブルーベリー栽培の実践」です。出席者は120名ほどであり、会場は余席のないほどの盛況であった。当日は4名の発表者があった。
 岩手県からは、リンゴとブルーベリー栽培の組み合わせの報告、岐阜県からは集落営農にブルーベリー栽培を導入した報告、そして2件はソーラーシェアリングとブルーベリー栽培の組み合わせの報告であった。
 すべての報告者に共通することは、ブルーベリー生産者を営農の面でいかにしてステップアップさせることができるかの視点にたつものであった。
 私の報告は、ブルーベリー栽培と太陽光発電を組み合わせた、いわば複合の型として農業収入を増やしていく考えを報告した。
 半世紀前頃まで、農家は農作物の生産の他に、農閑期には、炭や薪を作り都市部に供給していたのであるが、これは当時のエネルギーである。このように農業は、食料とエネルギーの供給が可能な産業といえる。
 農業存続のため、また安定収入確保のために、私のような取り組みの必要性を訴えた。
 終了後、数名の方から質問や意見をいただいた。
 ブルーベリーと太陽光の組み合わせは、相性がすこぶる良いということで、締めくくった。

 平成30年11月2日
 いすみブルーベリー振興会
 藤江 信一郎